新社会人への罠
アベノミクスと言われ就職した新社会人もボーナスを貰ったと思います。
会社の新人がいうには、友達がFXを始めた。株を始めた。と言っていました。
さて、ここで問題があります。
確かにアベノミクスの効果もあり就職は希望の会社に入りやすい環境でしたし、今年のボーナスもそれなりでした。
さらに、年金問題もあり新社会人が資産運用をしよう。と、このタイミングで思うのはごく自然なことだと思います。
若いうちなら失敗出来るとはいいますが、
今はアベノミクスで上げている相場環境ではありません。
特に、若者はゲーム関係の株や、日経平均採用銘柄の大企業をとりあえず買ってみるかと思います。
しかし、そのような銘柄は、すでに上げきっていて天井の可能性が高いです。
入社までの好景気を実感できても、それは市場ではすでに過去のモノです。
資産運用は未来を予測するのが大切です。
話を聞いている限り、若者の方が勤勉です。
まずは、本を読んで勉強しているそうです。
しかし、取引を始めないとわからないことは山ほどあります。
ロウソク足だとか、ダブルボトムだとか、そんなのは感覚で何となく掴めてくるものです。
それより大事なのは、
一日の取引内容。特に引け間際の売買。
チャートから人の心理を理解するのが大切です。
何々だから買いだとかは、あくまで目安です。
数学や理屈だけじゃない経済に触れて成長していって欲しい。
市場は世間の先にあります。
株式投資は自己責任です。
知っている会社だから大丈夫ではなく、それが既に高値ではないか?いくらぐらいまで上がりそうか?
そういった見方も大切にしましょう。